デ ル タ を 語 る


塗装・所有しているのが、赤なので他色はわからないが、結構しっかりと塗装されている。
・バンパーの塗装は、あまりよくない。表面のクリアが、剥げてきた。黒の部分(バンパー)の塗装も少し割れ始めた。
サビ・昔のイタ車に比べれば、錆に対して強くなったと聞く。しかし、細かい所からはやはり錆が発生する。小さな錆であれば、マイナスドライバーなどで錆を落としてから錆の進行をストップさせる物があるので、それを使えば良い。大きくなってきたら思い切って板金塗装に出した方が良い。
ボディー・ボディー寸法は本当にあってません。全幅は1690mmとなっているが、どう計っても1710mmです。デルタはバディー寸法に個体差があるのだろうか?
リアウイング・買ったときに付けてもらいました。ハイマウントステーはクイックで直ぐ注文して、おっ立てました。ノーマルエンジンには頑張ってもらいましょう。
車高・アイバッハのスプリングを入れました。フロントは5〜6cmダウン、リアは2〜3cmダウン位です。しかしフロントがこれだけ落ちると、ストロークが3cm位しかありません。ちょっとした段差でも、フロントはフルボトムしてしまいます。ショックはコニを入れていますが、減衰力を相当上げてもフルボトムは避けられません。リアがフロントと同じ位落ちれば、少しはボトムは無くなるかもしれません。しかし、見た目は相当変わります。走りはフラットな路面ならショックに助けられてまあまあです。しかし交換後2万キロ位でサスがヘタリ、バンプラバー車高を保持する事になるためバンプラバーが吹っ飛びます。現在はバンプラバーの変わりにゴムのリングをつけています。バネでは無くゴムなので何か変です。
タイヤ・見た目を意識すれば、海外ブランドのミシュランかピレリーでしょう。しかしグリップは国産タイヤにはかないません。しかしデルタのボディー剛性はノーマルのままでは決して高くありません。付けるなら持ちも良くグリップもそこそこの外国産タイヤでしょう。国産タイヤで、お勧めは'グリッドU' です。ファルケンGRβRSチューンUは、ローテーして、アライメント調整もしたのですが、4000kmしか持ちませんでした。しかしグリップも強烈。どんなに車体を振ってもずーと弱アンダーのままハイスピードでクリアしてしまう。速いけど知り合いには会いたくない程ハイグリップ。今は'グリッドU'です。これは完璧に今の足回りに負けているが、結構面白い。丁寧に操作すればちょっとだけアンダーが出るだけでなかなかいい感じで走れます。しかしグリップ力がそこそこなのでちょっと車体を振ってやれば簡単にオーバーステアになります。しかしそこからはFRようにはいきません。200PS程度で4輪全てを空転させることは無理です。しかしそこは4WD!進行方向に確実にフロントタイヤを向けておけば、テールを若干振りながらグイグイと立ち上がります。雨の日か、平なダートはもっと面白いけど・・・FRはもっと面白い・・・
ホイール・スピードラインが定番でしょう。純正が15インチなので、16・17インチを付けたいと考えるでしょう。フロントキャンバーにより若干片減りするので、安い15インチがよいのではないでしょうか。以前、同じ16Vに無理矢理に17インチを入れた人の足回りを見せてもらったことがあります。タイヤの内張りは外径が大きくなっために切り裂かれ、貴重な純正ショックの受け皿を上に移動するための加工がなされていました。17インチを履いたデルタは車高の異常に高いターマック仕様になっていました。ホイールは16インチ、225/45位が最適なインチアップではないでしょうか。
・自車のホイールは "スピードライン ウルティモ 15インチ" です。おまけにタイヤサイズ゙は 純正よりも細い"195/55" です。スピードライン用スペーサーを付けて、トレッドを広げたが、タイヤハウスに当りまくるので外しました。
ショック・やはり、'コニ'でしょう。安いし、街乗りからサーキットまで使えます。サーキットを走るなら、スパルコのスプリングとの組み合わせが良いそうです。
・セッティングについてです。サズは "アイバッハ" しか使った事がないので、"アイバッハ・コニ・グリッドU" の評価になります。車高はリアよりフロントが3cm位下がった状態です。道は勾配のない平地での評価とします。

@ "フロント0回転・リア0回転" : 町乗りから高速道路を法定速度位で走行するには丁度良い感じです。路面の凹凸をなめるように、とは言えませんが、おとなしい挙動となります。このままで、"お山" にいくとロールスピードがちょっと速いかな?という感じですが、道幅が狭く、直角&180ターンが続く様な道ではフロントの入りも良く、リアも安定しています。リアが安定しているので、スピードによりアンダーが出ます。ちょっとアクセル戻せば、気持ち良いターンとなります。

A "フロント0.5回転・リア0.5回転" : 高速コーナーをある程度気持ち良く走れます。直角なコーナーはフロントにしっかりと荷重をかけないとアンダーでます。2速・3速で回るコーナーがある"お山" では楽しいです。2速フルパワーで立ち上がる所では、リアが出やすいです。

B "フロント1回転・リア1回転" : 高速コーナーが気持ちいいと言いたい所ですが、リアが硬過ぎです。3速・4速で回る高速コーナーでは、リアに落ち着きがありません。タイヤがもう少しハイグリップなら評価は結構よくなります。"RSシューンU" は時は、このセッティングでサーキット走りました。フロントの入りは良いです。これは前下がりの車高の影響が強いと思います。

C "フロント1.5回転・リア0.5回転" : これが自車セッティングです。フロントはこれ位上げても入りは良いです。リアはこの硬さにすれば車両姿勢より挙動をコントロールしやすくなります。ハイグリップにするのであれば、FR共にプラス "0.5回転" で "お山" から "サーキット" までOKです。

※ コニの説明 : FR・0回転=一般道、FR・0.5回転=高速道路、FR・1.0回転=サーキット。最大3回転位まで減衰力調整可能。
・以前'ザックス'のショックを付けていましたが、1万kmで抜けました。1本の値段が1万円未満でした。もちろん非調整式です。ノーマルと同等の減衰力です。
ハンドル・スパルコ・2本スポークディープコーンでしょう。ノーマルのハンドル位置は、本当に遠いです。ハンドルにシートを合わせると足はハンドルに当り、"ヒール&テゥ" は出来ず"テゥ&テゥ"になります。相当に無理なポジションを強いられます。替えてからは、各操作が楽に行なえる様になりました。
メーター・殆どのものがついてます。"ブースト計・油圧計・油温計・電圧計"。夜はインパネの照明が暗くてオレンジ色です。あんまり好きじゃない。
・ブースト計はブリッツ製のものを付けました。取り付け場所はコラム上です。純正ブースト計は潰していません。ブースト計用のホースを助手席側から通したがコラム上までもってくるのに、相当苦労しました。出来れば純正ブースト計用ホースを利用するのがいいかもしれません。しかしメーターパネルを外すのは大変だと思います。
内装・ドア内張、シートともに黒皮張りです。インパネ回りも全て黒なので好きです。夏は地獄です。
シート・黒皮張りの、16V最終型なのでホールド性に不満はあれど、なかなか替える気に慣れない。悪いといっても'レカロだし、形状は "LS" と殆ど同じだし、なんかレカロが近頃10万円以下で買えるし・・・純正より安いシートには替えたくない。かといって金はない。だからこのままで、いいや・・・。夏は地獄です。サーキットを走る時はブリッツのフルバケを使ってます。レールはワンオフで作ってもらいました。
ペダル・純正が、何故'ゴム'なんでしょうか。アクセルはアルミで良い感じだが、なんでこんなに高い車なのに大衆車と同じ'ゴム'?速攻で、スパルコのペダルに替えました。
シフト・純正の、あの長いシフトノブはかっこ悪いと思い良くあるネジ込み式のシフトノブを某カー用品店で購入しました。交換なんて楽勝と思ったら、なんとネジ式では無かったのです。それが解った時には純正シフトノブは、プライヤーではさんで回されてボロボロの状態。買ってきたシフトノブを付けるしか方法は残されていませんでした。純正のは一体式のような感じです。結局ライターで純正ノブを燃やして溶かしました。ネジ込み式ノブは叩いて入れました。ネジ込み式ノブは叩き込み式ノブにもなることが解りました。その後、何のトラブルもなく健在です。
・純正ノブは相当長いです。シフトの上3cm以上あります、今回の交換で、相当クイック化されました。(クイック製スポーツシフト5万円!!!)
エンジン・イタ車の公称馬力や寸法などはローマ時代の「こんなもんだろう」精神がいまだに強く残っていて、カタログ通りでないらしい。エンジンパワーは本当に200PSあるのかは解らないが、0ー100km/hはカタログ値では4.2secとなっているが、確かにそんなに速くない。私のデルタだけだろうか。
・しかし、有名な「ドッカンターボ」なので、結構パワーがあるなと勘違いせてくれる。クリップ手前からアクセル全開して意に反して「ドッカン」ときて、慌てる事がたまにあります。何か日によってブーストの立ち上がりに違いがあるようなきがします。(外気温は同じでです)
マフラー・ノーマルは結構静かです。エンジン回すと排気音よりノイズの方が勝ちます。あのタイミングベルトの「ひゅ〜〜〜」の音もたまりません。リアマフラーをスーパースプリントに替えました。音は、アイドリング時は「ぼぼぼぼぼ」、ブリッピングすると「ぼぶるん」という感じです。しかし、加速時は、室内は音の洪水でマフラーの音は判別出来ません。ミッションかトランスファーにトラブルでもあるのだろうか?
センターパイプ・マフラーは替えても、センターパイプは純正のままです。純正といえども、径・配置とも充分なキャパをもっています。しかし、センターパイプが純正ということは本国では設定のない "触媒" が付いているのです。ディーラー車なので仕方がないのですが・・・。本当はすごく欲しいセンパーパイプ・・・。
エアクリーナー・純正フィルターを付けてます。本当は毒キノコを付けたいのですが、クイック製(5万円)とK&Nしか見つけてません。高いしエンジンルーム内の熱気を吸わせて大丈夫なのか心配で踏み切れません。だれか情報を聞かせてください。
I/C・純正のインタークーラーはとても風が抜ける様な場所にはありません。それでも、冬場は "1.1ber" 、夏場は "1.0ber" 位かかります。社外品は "IRC" から販売され ていたと思います。金額は30万円位だったと思います。
ターボパイプ ・純正物は、ゴム製です。社外品でアルミパイプ上下セットで5万円位で "イワサ・?" で販売されていたと思います。純正のゴム製パイプは外すときに気をつけないと簡単に裂けてしまいます。
プラグ・ロッジプラチナに替えました。電極部分がとても変わってます。低速トルクがでます。
デスビ・キャップがしっかり固定されないのは固定用のつめが熱で開いてしまっているから。一度キャップを外してつめを内側に曲げてから付ければしっかり固定できる。
・キャップは社外品がF.L.M.Cで販売されています。イタリア製で色は白、結構見た目よし。
・ローターも社外品がF.L.M.Cで販売されています。イタリア製です。
コード・プラグコードも社外品がF.L.M.Cで販売されています。アメリカ製です。
・上記の、プラグ・キャップ・コードは同時に交換した。交換後は、とにかく乗りやすくなった。低速トルクもでて、加速も相当良くなりました。
ブレーキ・少々の事では、ABSは作動しません。複合コーナーの様なところで横Gがかかった状態でのブレーキでは本当に助かります。サーキットを走るのでなければ、ABSはカットしない方が良いでしょう。それでもABSはいらないというのなら、シフトブーツをめくった所にある四角のボックスを外してください。
・強化パッドは社外品がF.L.M.Cにあります。強化パッドはローターの研磨をしたような効きです。
キャリパー・シングルピストンながら強化パッドをいれれば、"お山" でめったに怖い思いをすることはありませんが、サーキット走行ではどんどん効かなくなります。EVO用のブレンボキャリパーがその時に欲しいと思います。
ローター・純正無交換です。5万`走行後、研磨だけしました。タロックスのローターが欲しいけど15万円は買えません。
最高速度・カタログでは220km/hとなってますが、もう少し出ます。220km/hで回転数は6000rpm位です。若干下りではあったが、メーター読みで230km/h、回転数6400rpmです。外気温は10度位、トンネル内、もちろんリアウイングは寝そべってもらいました。立てると、本当に210km/hも出ません。
燃費・ガソリンが漏れるので、満タンにずっとしていないのではっきりは解りませんが、5〜6km/Lでしょう。高速道路だけを走ったときの燃費は10km/L位伸びたことがありました。もちろん、ずっと燃費を意識して走っての結果です。法定速度+10km/h未満で常に5速ホールドです。
エアコン・炎天下では、殆ど効きません。コンプレッサーは国産の軽自動車なみの大きさです。おまけに、エンジンルーム内は灼熱地獄。どんなにコンプレッサーが頑張ってもエンジンルーム内の熱気にはかなわないようです。しかし、ボンネットを浮かしてやれば、少しは効きます・・効くような気がします。ボンネット内張りをはずしたら、本当に熱気を抜く事ができ、エアコンも、もう少し効くらしいです。デスビの所と、ヘッド部分をアルミ板でカバーしなければなりません・・・。面倒くさい。
・エアコンは、内気循環でしか効きません。外気導入にするとヒーターボックスを通ってから外気が室内に入ってくるため、温度調整は下げていても、ヒーターボックスがエンジンルームの熱気で高温となっているため温風となって出てきます。だから内気循環でしか冷えません。よって温度調整も出来ません。しかし走行すると温風が出てくる事があります。なぜかというと、内気・外気切り替えスイッチは負圧を利用しているからです。スイッチで内気循環にしていても、アクセルを開け負圧がなくなるとかってに外気循環になってしますからです。内気・外気を切り替えるレバーがエンジンルームのヒーターボックス上にあるので、そのレバーが動かないように、針金などで固定すれば、かってに温風になるこはありません。エンジンを始動して、内気・外気スイッチを押し込みレバーをその状態で動かない用に固定して下さい。そのままでは温風が出て来ないので、寒くなってきたら、固定していたのを外して下さい。自車は、いちいち外気温によって付けたり外したりが面倒なので、オリフィスを付けています。しかし、負圧がない状態が長く続くと、外気導入となってしまいます。
・エアコンのスイッチがよく壊れると聞きますが、それは純正のスイッチにこだわるからです。壊れたらスイッチを外してみて下さい。奥にあるエアコンのオンオフスイッチを押すだけなのに複雑な形状をしているのが解ると思います。だから壊れるのです。壊れた部分は捨て、奥のスイッチに届く位の棒を付ければいいんです。私は、そこら辺に転がっていたボルトを差し込んでみたら、長さ・大きさともバッチリでした。見た目も変化無し、手ごたても"カチカチ"普通のスイッチらしいタッチになりました。
クラッチ・純正物は、4万kmが限度だといわれたが、8万km持ちました。無駄な半クラッチは極力使わず、シフトチェンジは必ず回転を合わせてから繋ぐ事を守ったからでしょう。ゼロ発進が遅くても、お山では半クラッチは使わないからね、、、フフフフフフフ・・・。
・クラッチリレーズが結構弱いです、4万km位でフルードが漏れ出しました。そこから一気に "スカスカ" になります。
ヘッドライト・ヘッドライトのシーリングがおまけ程度の効果しかないため、良く曇る。古い国産車以下の明るさ・・。現在は、良くあるバルブだけの交換で明るくなる物を入れているが、あまり変わらない。やはり曇っているためである。曇りを取るには、バルブを外して、中を拭けば良いと聞いたが、まずヘッドライトが外れないと拭くのは無理である。でも外れない。EVO用本国仕様のライトに替えたほうがいいのかもしれない。でも高い・・・。
純正フォグ・本当にただのフォグである。車輌前面道路5m位を、明るく照らしてくれる程度である。おまけにこいつも曇ってる。電気の無駄遣いだな・・・。
・過去に、トリプル点灯(ヘッドライト+フォグ+バックフォグ)で、キーシンダ部配線が溶断したことがあります。だからフォグはいらない・・・。
・なぜ、配線が溶けたのか・・・? その理由は、ライト関係の電気は全て、キーシリンダ部を通る為である。どうしても、トリプル点灯をしたいのならば、ヘッドライト部だけでも、リレーハーネスキットを付けた方が良いでしょう。
バックランプ・明るさは、充分だと思いますが、もうちょっと明るくしたいと思い、"強力バック球" をつけました。これは、ラリー関係のショップで手に入ります。勿論リレーハーネスは必要ありません。確か "40ワット" 位だったと思います。一度付けるとノーマルな明るさでは満足出来なくなってしまいます。
・たまに、バックに入れても点灯しない事があります。しかし本当にたまたまなので、我慢してます。
ヒューズ・いままで、ヒューズが切れた事はありません。購入した当時は相当な数のヒューズをそろえていました。普通の平型ヒューズです。
ワイパー・フロントワイパーは純正もので1本2500円位ですが、某カー用品店で手に入ります。VWGOLF用が装着できます。年式・形式は忘れました。実物を見ればわかると思います。
バックフォグ・バックフォグは本来、霧・雨などで視界が悪いときに後続車に存在を早く知らせるために装備されています。しかし、一般道で無闇に点灯させてる外車が多い。知っているのだろうか。そんな外車をみると、かなしいです。頭使えよ!!
ウインカー・ウインカーが固定されなくなりました。引っ掛かりのつめが、削れてしまったからです。その部分だけの交換は出来ません。ライト・ウインカー・ワイパーのASSY交換となり3万円位です。しかし大丈夫!!!DAYで直せます。つめを作ればいいんです。はずしてみれば簡単だと解ります。つめの大きさは大きめに作っておき、そこからハンドルを回して、丁度よい大きさに削って仕上げて下さい。材質はプラスチックが良いでしょう。
・ウインカーを付けた時の「カチカチ」という音は、殆ど聞こえないので、点けっぱなしにはよくありますねエー。

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