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地味絵の描きかた1〜担当、田中(ま)
ADVANデドラ
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◇最初に◇
ここでは簡単な車の描きかたを説明します。ただし、色乗せの段階からCGへ移行しますのでご了承ください。つまり後半、簡単じゃなくなってしまってるんです(^^;
やっぱり手描きが一番早いですよ................。

失敗 まずデドラでコーナリング場面を描いてみたいと思いました。なんと言っても車は走っている時が一番カッコイイですからね。
ですが、何度描き治してもデドラらしくなりません。正面からだとデドラの矢尻のようなシルエットを上手く表現できないのです(下手ってのもあるけど) オマケにデドラの資料写真もあまりないので、面構成がつかめずなかなか構図が決まりません。
車の絵でもなんでもそうですが、絵を描く前に対象物を観察しつくすということに尽きます。どの面がどこでどうなっているのか、どこまで把握し切れるかが勝負になってきます。
で、でもインフルエンザらしいので諦めました<ダメじゃん(笑)



ALFA155
しかたないのでアルファ155の写真を参考にすることにしました。
この写真なんか矢尻っぽいです。めんどくさいからトレースしてしまいましょう。トレースベースは雑誌等の写真を描きたい大きさにコピーで引き伸ばして作ります。
でもこのままトレースすると当然155になってしまうので、鉛筆線で簡単なアウトラインだけ拝借し、あとからデドラのエクステリアを構成していくことにしました。
トレース台のない方は、コピーと画用紙をいっしょに窓ガラスにテープで貼り付けて、外の光で透かして「立って描く」という方法があります。製図屋さんだって立って描くんですよ〜(違う?)


したがき で、下描き完成です。
ペンを入れない人は、この段階で絵の具やパステル(好きな画材)で色を着ければ、絵が完成します!
「でもトレースじゃ情けない」って人もいるでしょうけど、元写真はあくまで参考ですし、写真の選択の段階ですでに審美眼は働いているのですから、その人の絵なんです。そう難しく考えないで。



三菱スタリオン カラーリングは往年のADVANカラーをデドラに乗せたらどうなるか、というテーマがあったので、手近なラリ走り本(木全のおっちゃん著)から写真を探します。
このスタリオンの写真などはステッカーの配置が良さそうだったので、全面的にこれに合わせることにしました。だけどラリーアートのステッカーとかはめんど臭そうだなぁ.......省こう。
HARTってのは、なんのメーカーだろう、なんて分からないこともいろいろ出てきたりします。



ペン入れ
次は下描きにペン入れします。
極細の耐水サインペンで入れるのもいいし、これみたいに耐水インク(証券用)で丸ペンで入れるのも自由です。定規を使えばもっと端正に描けるんですが、けっきょくフリーハンドでペン入れしてしまいました。
けっきょく絵の世界は「なにをしても自由」な世界ですから、逆にとまどってしまうものです。だからその段階で考えるのは止めて、ただ感じるのがいいみたいです。感じるのも嫌な人は「なんも考えない」のがいいです。
要は、絵が出来ればいいんですから。

この段階で紙に直接色を乗せたい人はそれで完成。私の場合はこれをスキャナでパソコンに取り込みます。


マスク ここからはフォトショップとペインターでの作業となります。カラーイットやその他の画像作成ツールを使っても同じようなもんです。
左の画像は、取り込んだペン画から作ったマスクです。これをペン画に重ねて色を乗せれば、マスクの黒い部分にしか色が乗らないという便利な機能です。こんなのを何種類も作って別々に色を乗せていく、これがパソ絵の便利さでありまた面倒くさい部分でもあります。



ADVANライン ペン画に含まれないマーキングのマスクなどは、別個に作って保存しておきます。
ふつうこういうパターンはイラストレーターなどのソフトで作るのですが、私は持っていないのでフォトショップで作りました。
これをフォトショップの「イメージ」→「変形」→「自由な形に」でペン画に合わせて変形し、マスクに貼り込んだりしていくわけです。

ここら辺から、ペン画をフリーハンドで描いた弊害が出てきます。マスクを作るための選択がうまく出来ないことがあるんですね。でもテクニカルな印象を避けたいという意地もあるので、なんとか妥協します。意思貫徹には妥協も必要という矛盾が笑えます。



ランチャグリル 同じくペン画から作ったマスクから作成したデドラのグリル部分です。
これはフォトショップの「レイヤー」の「アルファチャンネル」を利用して「ガラス」〜「照明効果」等を使って作りました。説明はそれだけでコンテンツが一つ出来てしまうくらい大変なので、書店で売ってる解説書などを参考にしてください。



色乗せ 全部のマスクが出来たら、ペインターに移り、好きな画材で色乗せです。
この作例はパステルとブラシで色を着けました。この種のお絵描きソフトには他にも様々な画材が入っているので、水彩や油彩等、なんでもお好みしだいってところでしょうか。

左の画像では、ステッカー類が白く抜けていますが、考えてみれば実車同様上から貼れば済むことです。車の絵に慣れていない証拠ですね。



色乗せ2 マスクを使ってADVANの赤を乗せた画像の一部です。
このADVANカラーのボンネットと後半部の赤は、マスクで切り抜いた部分を青から赤へと「色相変換」して作りました。つまり実際は赤色を選んで塗ってるわけではありません。こうするとパステルで表現したボディへの写り込みや凹凸なども自然なラインで繋がってしまいます。これは手描きではできない効果のひとつですね。

この画像だと手描きの線のヨレヨレが良く見えますね。往生しました。
このように線と線が繋がってなかったりすると、マスクを一度に選択できなかったりして、すごく面倒だったりするわけです。やっぱりイラストレーター等線画ソフトを使用すべきでしょうか。



ADVAN&PIAA 次はフォトショップを使ってスポンサーロゴの作成です。新規画像を開いて、眼に付くスペルをなるべく近いフォントを選んで片っ端から書き込んで一緒に保存してロゴのベース(つまりこれもマスクですね)にします。


ステッカー! ロゴやペン画のマスクを利用して作ったステッカー類です。
色を変換したりして基本を作ったら、また「イメージ」のレイヤー変形ツール、そして「フィルタ」の球面フィルタを使ってボディの曲面に合うように変形します。
これもけっこう大変です(^^;

でもステッカー類を貼り終われば、もうほとんど絵は完成です。



エンブレム あと、ちょっといたずらも。
グリルのランチアエンブレムと左のホイールセンターキャップは、実物の写真を取り込んでそれを切り抜き、貼りこんだものです。
あと、スーパースプリントのステッカーはあるデドラ乗りの方の実車の写真を取り込んで切り抜いて変形、貼り込んだものです(笑)
これはまったく実車と同じ位置に貼ってあるんですよね。

これで車本体の絵はだいたい出来上がりになります。私自身もまだ車の絵や画像ツールの使用は日が浅いので、良くわからないことが沢山あります。なにかアドバイス等ありましたら教えてもらいたいです。



フィニッシュ
次は車を乗せる背景なんですが、この場合主役は車なわけですからあまり描き込んだものは避けたいです。左の画像はバックにただグラデーションを落としオーバーレイで重ねたものです。
これが走っている絵になると道路の状態や風景などの対象物も必要になってきます。車の挙動とかも表現が必要になってきますから、その分大変かも知れません。

まだまだステッカーの考証が行き届かなかったので空白のところもありますが、一応完成ということで保存後、レイヤーを統合してADVANデドラの一枚絵の完成です!



人物 んで、どうせだから人物も描いて重ねてしまいましょう。
あとからなんでもかんたんに重ねられるのが画像ツールの利点です。でも紙でも切り抜いて貼ったりするんですけどね。
その後、照明、逆光フィルタで変化をつけたのが下の画像になります。




完成したデカ画像はこちら!

今回はなるべく手をかけてかっちり描いた絵の説明になってしまいましたが、個人的には、このコーナーの001のウーノみたいなラフな絵が好みです。なんか地味車らしいキャラクターも出ますしね。
あんまり気張らないで遊び心を大事にしたいものですね。じゃないと描くのがやんなっちゃいますから(笑)