メンテをしよう日記4〜担当、田中(ま)
ブロアバルブの交換
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◇最初に◇
助手席の足元にクーラントがポタポタたれて池になるようになったので、としさんにお願いしてPh.1のバルブをもらいました。さーて、付くでしょうか。

バルブ2種 左がPh.2、右がPh.1の調節バルブです。温風/冷風ダイヤルから、裏側に付いているレバーがワイヤでリンクされて、温度を調節できるようになっていて、これが甘くなると熱いクーラントが入り込みクーラーが効かなくなったりします。

さて交換作業ですが、これが困難を極めました。とにかく狭くて手が入らず、無理な姿勢をとり続けなければなりませんでした。こんなバルブごときでダッシュボードを外すのもナニですし。しかし流路のジョイントはなんとか出来たものの、レバーに繋がるワイヤの取り回しが不可能だということが判明しました。画像にある矢印分の角度の差で、ダッシュボードが邪魔をしてワイヤを持ってこれないのです。
やっぱり型違いだと改造が必要みたいです。



自作レバー この時点でダイヤルで調整するのを諦め、直接バルブのレバーをいじって調整することに。しかし、そのままでは手が届きません。そこで下に延びるレバーを自作することになりました。ちょうど配線の仮止め用ハサミがあったので、それを壊してネジ穴を拡張し、頭にプラの帽子を被せてそれらしくしました。


バルブ裏面 バルブに自作の延長レバーを取り付けたところです。
これで手が届くバルブ下方からの調整が出来るようになりました。おかげで操作パネルのダイヤルはただの飾りになってしまいましたが、機能さえ復活すれば充分です。
んで、取り付けですが、クーラントの漏れがないか確認しながらなので、漏れてくるクーラントとの戦いみたくなり大変でした。それでなんとか付くには付いたのですが、こんどはブロア側のフランジ部分のシールが甘くなったらしく、そこからポタポタ漏れてきます。悪戦苦闘の末、なんとか漏れない位置をみつけて作業を終えましたが、まだちょっとバルブを手でひねったりすると漏れてきます。後日また取り外して、新しいシールと交換するのが好ましい、だいたいそんな結果だと思います。とりあえず池が出来ないだけで満足ということに。




装着後 んでこれが装着後の画像です。
暗くてよく見えませんが、手前にワイヤストッパー金具が見て取れると思います。ストッパーに延びる腕の下から顔を出しているのが自作レバーの帽子で、これのせいで足元空調の方向調整ダイヤル(なんて大げさなモンでもないですが)が付けられなくなってしまい、ポッカリ穴が開いてるのが見えます。そこまで考えてなかったです。

次の日ホームセンターでシールを探すと、水道関係のとこにOリングやゴムシールがたくさんありました。外したバルブに直合わせしてゴムシールを買ってきましたが、問題は耐熱性ですね。
ん〜でも、もう一度外す根性があるかどうか............。もうクーラントの洪水になりますから。

これで2日走りましたが、以後クーラントの漏れる気配は無し。うれしいです。



エンジンルーム側 ちなみにこれは、エンジンルーム内バルクヘッドにあるクーラント出口側の手動バルブです。
なんでこんな構造になっているのか、よく分からないんですが、要するに夏場には入口と出口でがっちりクーラントを遮断して、クーラーを効かせようという意図があるのかと思います。
となると、今年の夏は楽しみです。冷えてくれるかなぁクーラー。



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