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ご覧下さい、タンクからガソリンが漏れていますね。これは危ない、さっそく交換しなくちゃいけません。というわけで方々当たりますが、中古を含めていっさい在庫が見つかりません。いったんは名古屋で売りに出てた3まん(トホホ)えんの同型車をゲトしかけますが、タッチの差(うそ)で売れてしまいます。これがなにを意味するかといえば、わがUno75存亡の危機なわけです。これっぽっちのことであっというまに風雲急を告げられても困りますが、これから先ガソリン垂らして走るわけにもいきませんし、煙草のポイ捨てで炎に追いかけられないとも限りません。となれば、なんとか自分で修理するしか道は残されていないのでした(この文書いてて「そおだったんだなあ」と今気づいてたりして)
なぜとりあえず修理工場に持ち込まないのかと言われると、2,3の理由があるのですが、それはここでは述べません。ひとつだけ挙げるとすれば、去年の夏、車検の時にタンクの防錆処理をショップにやってもらったってことくらいでしょうか。それによって生じたデリケートな心理が根底にあって(笑)まあ、自分でやろうかと。なんか末期医療と共通する心理と言えばわかっていただけるのではないでしょうか。
Unoの後部をAgipの化合油の入った超高級ジャッキで上げてウマかまします。しかし安物のジャッキだったせいで(どっちなんだよ)あまり高く上がらず、あっちゃこっちゃ段階的に持ち上げていったのでどっと疲れてしまいます。変哲もないリアサスに見とれたりして復活したら、
いよいよタンクを留めているたった3本のボルトを外します。えらい固着してんだろうなあと556を傍らにレンチでひねるとヌルッとした感触とともに簡単に外れてしまいました。なんだかなー。書き忘れましたが、予めポンプとガソリンは車内のアクセスハッチから抜いてあります。
でも好事魔多し。タンクに繋がってる7本ものホースのうち、メインの給油パイプがなにがなんでも抜けません。556を吹きまくり格闘すること15分、インターバルを置いてさらに15分でやっと抜けましたが疲労困憊です。タンクをゴトンと落として一休みします。また上げるのが一苦労でしょうけど、勿論そんな先のことは考えません。
この手の修理で良くあるパターンは、ひとつの修理であっちこっちひっくり返していると、悪いところがあとふたつくらい見つかることです。ひとつはタイコ(触媒)に空いた穴でしたが、もうひとつはホイールハブが四輪とも真っ赤に錆びていたことです。後付けのアルミホイールが密着性が高く、雨の日とかに染み込んだ水が逃げにくくなったのが原因だと思われます。対策はかんたん、錆の中和剤を塗って、センターキャップを取り外すだけです。こじつけみたいですが、キャップ無いほうがかっこいいかも。
取り外したタンクを適当に掃除して自室に持ち込みます。外寒いですし(笑)